2007-05-11 第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号
党派を超えて良識のある議員たちが一生懸命積み重ねてきた結果がやっと今ここに来たと、そういう意味で大変感慨深いものがありますが、この国民投票法案そのものに対して、作ること自体が反対だという極めて非論理的なことをおっしゃる方がおられます。憲法はすばらしいものだ、だから変えちゃいけない、だから手続法なんて作っちゃいけないと。
党派を超えて良識のある議員たちが一生懸命積み重ねてきた結果がやっと今ここに来たと、そういう意味で大変感慨深いものがありますが、この国民投票法案そのものに対して、作ること自体が反対だという極めて非論理的なことをおっしゃる方がおられます。憲法はすばらしいものだ、だから変えちゃいけない、だから手続法なんて作っちゃいけないと。
現状では、この国民投票法案そのものが施行されるまでの二年間、これは準備期間なんでございますが、この準備期間はこの憲法審査会においては原案審査を凍結する、こういうことにいたしましたが、これまで公明党の皆さんあるいは民主党の皆さんとの協議の中で、二年というのは少し短いのではないか、この第二段階というものを少し丁寧に議論していくためには、やはり少なくとも三年は必要じゃないかということで、三年間凍結ということで
そのときにはこの国民投票法案そのものが余り政争の具となることなく、できるならば多くの各政党が一致する形でいくのも一つの案だと思いますし、場合によっては、これはこれで一つの判断をする中に党派を超えまして大きな議論をしていくというのも一つの手じゃないかと思っております。 以上です。
しかし、その国民投票法案そのものを考えるときにも、憲法が一体どういうものであるかということを私がどう考えてきたかということを前提にしないとなかなか語れないものですから、そこから始めさせていただきます。 私自身は、一九四八年、昭和二十三年の生まれですので、日本国憲法のもとで生まれ育って、まさに日本国憲法の子供だというふうに思っています。